実印を作成する際には「サイズ」についても考えなければいけません。
一般的に通販サイトで販売している印鑑のサイズは大体、10.5mmのものから24.0mmのものまで。これら全ての大きさが実印の規定を満たしているので、登録することが可能です。
しかし、実印としておすすめされるサイズがあります。 それは...16.5mmの大きさのもの。 なぜこのサイズが実印としてよくもちいられるのか?それには、ある理由があります...
ここでは、まず実印として登録できる印鑑の規定から、おすすめの大きさ、はんこ全般についての大きさのポイントなど、実印のサイズに関する情報全般についてお伝えいたします。
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印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。
実印作成の簡単5ステップ
大きさには規定があります!
実印として登録できる印鑑にはサイズの規定があります。 ここで言うサイズというのは、はんこの「印面」の大きさのこと。印鑑の長さについては規定がありません。実印の規定は、印面が8.0mmから25.0mmの正方形に収まるものです。
一般的に印鑑通販サイトで販売されているはんこは、直径10.5mm~24.0mmのものがほとんどです。ネットで購入する場合は、規定について心配する必要はないといっても問題ないでしょう。
ただし、実店舗で特別注文する場合や自身で作成する場合(あまりないとは思いますが...)は、大きさの規定の範囲内で作るように注意が必要です。
一般的に実印はどのサイズで作るの?
冒頭でも簡単にお話しした通り、実印のサイズとして一般的におすすめされるのは、「16.5mm」です。 しかし、もちろんこの大きさで作らなればいけないというわけではありません。他にも15.0mmや18.0mmで作成されることもあります。一般的に通販サイトでおすすめされているのが、
- 男性は16.5mmまたは18.0mm
- 女性は15.0mmまたは16.5mm
この性別による実印のサイズの違いは、昔からの慣習や、手の大きさの違いによる持ちやすさなどに理由があるようです。
では、一般的におすすめされている実印のサイズとはどのように決めているのでしょうか?それは、次の用途による違いにヒントがあります。順番に見ていきましょう。
印鑑ごとにサイズは分けるのが通例
印鑑はその用途によって、サイズが異なるように作成されることがよくあります。 一般的な目安としては次のようになります。細かく見ていくと、大きさを決める際のポイントとしては3つ。
- 個人用の印鑑よりも法人用の方が大きいサイズで作られる
- 実印>銀行印>認印の大きさの順番で作られることが多い
- 女性は男性よりも小さいサイズで作る傾向がある
まず、一つ目の個人と法人との大きさの違いについて。 これは印面に刻まれる文字に理由があります。個人用の実印に比べて、法人は会社名や役職名を印面に刻むため、サイズが大きい物で作らなければいけないからです。
また、会社という大きい組織を表すはんこは、個人のものよりも大きく作るというのはイメージがつきやすいでしょう。
次に、用途によるサイズの分け方についてです。一般的に個人用の印鑑は、実印を最も大きいサイズで作り、次に銀行印・認印という順番に小さくなるように作ります。
これは、どれがどの用途のはんこであるかを見分けやすくするためといった理由に加えて、実印が最も重要な印鑑であるという意味合いを表す目的があります。法人の場合は、角印(認印)>代表者印(実印)>銀行印の順番で作ります。
最後に、性別によって違いがあるということ。 女性は男性よりも小さいサイズで作る傾向があります。これについては後に詳しく説明します。
以上の3つのポイントを踏まえてはんこのサイズについて考えてみます。 前提として通販サイトで購入できるはんこは大体、直径10.5mm~24.0mm。その前提を元に一つ一つ見てみると、以下の様なサイズ表ができます。
まず、法人のはんこが最も大きいサイズで、直径16.5mm~24.0mmで作られます。次に個人用のはんこで、男性・女性と続き、文章の行間などに押印する訂正印は最も小さいサイズで作成するといった具合です。
あくまで上記のサイズ表は目安のものですが、一般的にこのような大きさで作成することがおすすめされています。
以上のことから、実印は15.0mmから18.0mmの大きさで作成されることが多く、特にその真ん中である「16.5mm」が最もおすすめされるというわけです。
印鑑のサイズの違いについてはお分かりいただけたでしょうか?次に、性別による大きさの違いについてみていきたい思います。
女性の実印は男性よりも小さく作る!?
女性、男性によるサイズの違いについて見る前に、今から話す話はあくまで昔からの慣習であるということを頭に入れておいてください!性別によって違う大きさが勧められることがあります。一般的には、女性は男性よりも一回り小さくなるように実印を作ると言う風に言われます。聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実際に通販サイトなどでサイズについての説明欄をみると、女性の方が小さめに作るように勧めていることがあります。そもそもなぜ、性別で大きさを分けるようになったのでしょうか?
これにはいくつかの理由がありますが、多くが昔からの慣習によるものです。ここで、いくつか紹介したいと思います。
まず、一つ目に一昔前の夫婦の関係性に由来するものがあります。以前は、夫は一家の大黒柱で家族の中で最も強い権力を持っているといった、戦前の家長制度の名残とも言える家族内の関係がありました。
その一方で、妻は夫に黙って寄り添い、夫を支えるといった控えめな態度が望ましいとされていました。その関係性が実印の大きさにも現れるようになったのです。
妻は夫を立てるように実印を一回り小さい大きさで作る。これが性別による実印のサイズの違いを生み出したという説があります。
もう一つ慣習による話があります。それは「後家相」です。後家相とは、簡単に説明すると女性の運が強すぎるため男性の運が弱まり、結果として離婚もしくは夫婦に不幸が訪れてしまうといった相のことです。占いで聞いたことがあるかもしれません。
この後家相は実印の大きさによっても発生するといわれています。女性が男性よりも大きいサイズで実印を作ってしまった場合、女性のほうが力が強くなってしまい、結果的に後家相となってしまうという言われです。
この「後家相」という凶相が理由で、女性の実印を小さく作成するといった習慣が生まれたともされます。
そして、最後に紹介するのは慣習とは全く関係ありません。単純に「女性は男性よりも手が小さい」から。しかし、これは人によって差があるので、手が大きい女性もいれば、手が小さい男性もいらっしゃいます。
一般的に女性は手が小さい方が多いので、そのような傾向が生まれたのでしょう。
以上、3つの理由について説明いたしました。これら全てを考慮して、性別によるサイズの違いが生まれたようです。
最後にもう一度言っておきたいことが、これらはあくまで昔からの慣習であるということ。決まりではありません。つまり、性別によって実印のサイズを決めるか決めないかもあなたが自由に決めて良いのです。
特に、男女平等という本来あるべき社会の姿に変わってきているので、女性の方でも好みで大きさを選んでしまっても問題はありません。好きな大きさを選びましょう。
通販サイトがおすすめしている大きさをまとめてみました
ここで、実印のサイズを決める際の一つの参考点として、有名印鑑通販サイトがおすすめしている実印の大きさについて見ていきたいと思います!通販サイトからサイズについて触れているショップをいくつかピックアップし、表にまとめてみました。ご覧ください。
女性 | 男性 | |
ハンコヤドットコム | 13.5~16.5mm | 15.0~18.0mm |
はんこプレミアム | 13.5~15.0mm | 16.5~18.0mm |
ハンコマン | 15.0~18.0mm | 15.0~18.0mm |
ハンコヤストアドットコム | 13.5~15.0mm | 16.5~18.0mm |
国士堂 | 18.0mm | 18.0mm |
印鑑の匠ドットコム | 13.5~15.0mm | 15.0~16.5mm |
はんこキング | 16.5mm | 18.0mm |
はんこ屋さん21 | 15.0~16.5mm | 15.0~18.0mm |
調査の結果、女性の実印としては「15.0mm」、男性用では「16.5mm」と「18.0mm」がおすすめされていることがわかりました。 実印を作成する際はこれらも参考にしてみてください。
以上、印鑑のサイズについて説明いたしました。規定の範囲内であればどのサイズでも作ることが可能ですが、一般的な選び方として、
- 実印は直径15.0mm~18.0mmから選ぶ
- 最もおすすめされているのが「16.5mm」
- 女性で運気を気にされる方は「15.0mm」
これら3つを覚えておけばスムーズに作成することが可能です!
次はSTEP2「名前の入れ方」へ!
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